世界約90カ国の緑の党が一同に会する、グローバル・グリーンズ大会が、2017年3月30日(木)~4月1日(土)にイギリスのリバプールにて開催されました。緑の党グリーンズジャパン国際部の一員として、またアジア太平洋グリーンズ連盟(APGF)の役員として、私も参加してきました。
2001年キャンベラ大会、2008年サンパウロ大会、2012年ダカール大会に続く4回目の世界大会となりますが、私はサンパウロ、ダカールに続いて3回目の参加となりました。
世界90ヶ国以上から2000人もの参加者が集まったビートルズ発祥の地で、この「有限な地球」と人類がどう共存していくか、議論を交わしました。
個人的には、3つの役割をこなしてきました。
ひとつめは、「終わらない原発事故」について世界にリマインドすること、核廃絶を目指す運動をグローバルに広げていくことです。私がファシリテーターを務めた核問題に関するセッションでは、リバプールから1時間ほどの距離にあるマンチェスターへ福島から移住した避難者を招聘して証言をしていただきました。
ふたつめは、選挙制度を改革し、ボトムアップの政治が世界で沸き起こる制度的下地を作るグローバルな運動を展開することです。パネルディスカッションにおいて、先の米国大統領選挙で勇名を馳せたジル・スタイン氏や、小選挙区という制度的不利を覆して議席を獲得したカナ
ダのエリザベス・メイ氏などと肩を並べ、高すぎる供託金問題を含めた日本の現状をシェアしつつ、単純に比例代表制を導入すればよいというものではないということを提起しました。
みっつめは、APGF役員として、今後のAPGFやグローバル・グリーンズの方針について議論することでした。特に、アジア太平洋地域で民主主義を根付かせるためにどういった行動指針と具体的計画ついて意見交換してきました。
私たちは価値観と目標を共有し、世界的な問題を足元から草の根で積み上げて解決していくスタイルを貫いていきます。そこにしか答えはないと考えるからです。
こちらに簡潔な報告が掲載されています。ご参照ください。