足立力也

 日本唯一のフリーランス・コスタリカ研究家、平和学・紛争解決学研究者。コスタリカ事情や平和問題、教育問題などに関する研究・講演・執筆から、紛争解決ワークショップや平和塾、コスタリカへのピース&エコツアーなどを手がけ、「平和の水先案内人」として幅広く活動を展開している。

 立命館大学大学院国際関係研究科博士課程前期課程修了。会社員時代を経て1999年からコスタリカに滞在し、国立ナシオナル大学大学院博士課程に在学、2000年に中退。コスタリカを描いたドキュメンタリー映画「軍隊をすてた国」(2002年)アシスタント・プロデューサー。

 2004年参議院議員選挙では「みどりの会議」公認候補として全国比例区で立候補し、「経済成長至上主義」からの脱却と「スロー、スモール、シンプルな社会」への移行を訴えた。「緑の党グリーンズジャパン」の立ち上げに関わり、現在アジア太平洋グリーンズ・ネットワーク(APGF)運営委員。

 元佐賀大学、北九州市立大学非常勤講師(国際関係学・平和学)。

 主著に『丸腰国家』(扶桑社新書)、『平和ってなんだろう』(岩波ジュニア新書)、『平和をつくる教育』(岩波ブックレット・共著)、『緑の思想』(幻冬舎ルネッサンス)など。

 2017年には初の写真集「プラビッシマ!」1および2を発刊。

 コミュニティラジオ天神「ラヂオ東西見聞録」準レギュラーとして出演中。

1973年 福岡市西区(現早良区)生まれ。
1987年 西南学院中学校の社会の授業(公民)にてはじめて「コスタリカ」という単語に出会う。
1992年 留学先のカナダ・バンクーバーからコスタリカへ初渡航。
国会を訪問し、大統領秘書官と懇談。
経済政策について「なんでもそこそこが一番」と語る彼女の言葉に心を動かされ、コスタリカ研究を始めようと決心。
1996年 論文の資料集めのため、コスタリカを再訪。
1997年 立命館大学大学院国際関係研究家博士課程前期課程修了(国際関係学修士)。
プログラマーとして1年半のサラリーマン生活を送る。
1999年 コスタリカへ移住、国立ナシオナル大学大学院博士課程にて研究。
2001年 帰国後、ドキュメンタリー映画「軍隊をすてた国」のアシスタント・プロデューサーを務める。
2002年 「平和をつくる教育 『軍隊をすてた国』コスタリカの子供たち」出版(岩波ブックレット、共著/早乙女愛)。
2004年 「コスタリカを知るための55章」(明石書店、国本伊代編)出版。「みどりの会議」公認候補として参議院議員選挙全国比例区に立候補。
2006年 「学力を変える総合教育」(鬼沢真之、佐藤隆編)に寄稿。
2009年 「丸腰国家 軍隊を放棄したコスタリカ・60年の平和戦略」(扶桑社新書)出版。
同年、「平和ってなんだろう 『軍隊をすてた国』コスタリカから考える」を出版。
2014年 「緑の思想」(幻冬舎ルネッサンス)出版。
2017年 写真集「プラビッシマ!1」「プラビッシマ!2」同時出版。 

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